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早漏(PE)治療は恥ずかしくない|プリリジーとオンライン診療で始める治療
早漏(Premature Ejaculation/PE)は、男性の性機能障害のなかで最も多く見られる症状です。世界的な研究では、性交経験のある男性の約20〜30%が何らかの程度の早漏を経験していると報告されています。¹ しかし、実際に医師に相談する人は少数にとどまります。
「恥ずかしい」「どこに相談すればいいかわからない」という声をよく聞きます。このページでは、早漏の原因・診断基準・治療の選択肢(プリリジーを含む処方薬、行動療法、オンライン診療)を、最新の医学的エビデンスに基づいてわかりやすく解説します。
早漏(PE)とは何か?国際的な定義を知っておこう
国際性医学会(ISSM)による早漏の定義は以下の通りです²:
- 挿入後、ほぼ毎回または常に 約1分以内(生涯性早漏)または以前より明らかに短くなった時間(後天性早漏)で射精してしまう
- 射精を コントロールできない、または遅らせることが困難
- このことにより 精神的苦痛・不満・関係性への悪影響 が生じている
「たまにうまくいかない」というのは誰にでもあることですが、上記が継続的に当てはまる場合は、医師への相談を検討することをおすすめします。
挿入時間の「平均」はどのくらい?
複数国にわたる大規模調査によると、挿入から射精までの平均時間(IELT)は約 5.4分 です。³ ただし個人差が大きく、「時間の長さ」だけで早漏を判断するわけではありません。「コントロールできない」「パートナーとの関係に影響が出ている」という点が診断上の重要な要素です。
早漏の原因:なぜ起きるのか
早漏は「心の問題」だと思われがちですが、現在の医学では神経生物学的な要因が大きいことがわかっています。
神経生物学的要因
脳内の セロトニン系の機能的差異 が、射精反射の閾値に影響すると考えられています。特に生涯性早漏(初めての性経験から続くタイプ)は遺伝的・神経生物学的な要因が強いとされています。⁴
心理・環境的要因
- パフォーマンス不安(勃起維持への不安など)
- 初期の性経験によって形成された習慣的な射精パターン
- ストレス・うつ・パートナーとの関係上の問題⁵
身体的・合併症的要因
- 勃起不全(ED)の合併:勃起が持続しないことへの不安から急いで射精してしまうケース
- 甲状腺機能亢進症:後天性早漏の一因となることがある⁶
- 前立腺炎:骨盤内の炎症が射精反射に影響することがある
早漏の治療法:エビデンスのある選択肢
プリリジー(ダポキセチン)——早漏治療に特化した処方薬
プリリジー(一般名:ダポキセチン)は、早漏治療のために開発された 短時間作用型の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI) です。抗うつ薬として使われる通常のSSRIとは異なり、毎日服用するのではなく、性行為の1〜3時間前に服用する「オンデマンド型」 の薬です。
臨床試験でのエビデンス
Lancet誌に掲載された第III相臨床試験では、ダポキセチン60 mgを服用したグループにおいてIELTが ベースラインの約3倍 に改善し、射精コントロール感・満足度・苦痛の軽減においても有意な改善が確認されました。⁷
22カ国・6,081名を対象とした大規模ランダム化比較試験(RCT)でも、同様の有効性と忍容性が確認されています。⁸
主な副作用: 悪心、頭痛、めまい(いずれも軽度で一過性のことが多い)。体内での半減期が約1.5時間と短いため、翌日以降に効果が持続しません。⁸
効果には個人差があります。 薬の適合性については、医師による診察・問診が必要です。
局所麻酔薬(塗布型)
リドカインやプリロカイン含有のクリーム・スプレーを性行為の約15〜20分前に亀頭に塗布することで、感覚を一時的に低下させ、射精までの時間の改善が期待できます。⁹ 単独または他の治療との併用として使用されることがあります。ただし、パートナーへの移行(感覚低下)に注意が必要です。
行動療法(セルフケアアプローチ)
スタート・ストップ法(Semans法)
射精が近づいたと感じたら刺激を一時停止し、感覚が落ち着いたら再開します。これを繰り返すことで、射精のコントロール感の改善が期待できます。継続的な練習が必要で、パートナーの協力があると実施しやすくなります。¹⁰
スクイーズ法(Masters & Johnson法)
射精が近づいたとき、亀頭部を10〜20秒間強く圧迫することで射精反射を抑制する方法です。¹⁰
注意点: 行動療法のみでは長期的な効果を維持することが難しく、単独での継続率は低い傾向があります。処方薬と組み合わせることで、より高い改善が期待できます。¹¹
薬物療法と行動療法の組み合わせ
ランダム化比較試験(Jern et al., 2012)では、ダポキセチン単独・行動療法単独に比べて、両者を組み合わせた治療群でIELT・性的満足度ともに有意に高い改善 が確認されています。¹¹ 薬でコントロールを体験しながら行動療法のスキルを身につけていくアプローチが有効です。
毎日服用タイプのSSRI(オフラベル処方)
パロキセチン・セルトラリン・クロミプラミンなどの抗うつ薬を少量毎日服用することで、射精潜時の改善が期待できます。⁹ ただし、日本ではこれらは早漏の適応症として承認されていないため、処方は医師の判断によるオフラベル使用となります。うつ病・不安症との合併がある場合に検討されることがあります。
オンライン診療で、クリニックに行かずに受診できる
「泌尿器科に行くのは抵抗がある」「誰かに見られたくない」——そう感じるのは自然なことです。Noahのオンライン診療なら、スマートフォンひとつで日本の医師に相談できます。
Noahのオンライン診療の流れ
- 問診票に回答(症状・既往歴・服用中の薬などを入力)
- 日本の医師が審査・診察(チャットまたはビデオ)
- 適応と判断された場合、処方箋を発行
- 調剤薬局から自宅に目立たない梱包でお届け
- フォローアップも全てオンラインで対応
Noahは処方箋医薬品を扱うオンライン診療プラットフォームです。サプリメントや健康食品を販売するサービスではありません。すべての診察は日本の医師免許を持つ医師が担当します。
対面受診が望ましい場合
以下のような場合は、泌尿器科・男性クリニックへの対面受診をおすすめします:
- 勃起不全(ED)が顕著で、詳しい検査が必要な場合
- 排尿障害・骨盤痛など前立腺疾患が疑われる場合
- 心理療法士・セックスセラピストとの対面カウンセリングが必要な場合
よくある質問(FAQ)
早漏は病気ですか?
はい。早漏は国際的に認められた性機能障害です。「気の持ちよう」だけの問題ではなく、神経生物学的な要因が関係していることが明らかになっています。
プリリジーはどのくらいで効果が出ますか?
服用後1〜3時間で効果が現れ、多くの方が初回から改善を実感するとされています。効果には個人差があります。
プリリジーは毎日飲む必要がありますか?
いいえ。プリリジー(ダポキセチン)は性行為の前にその都度服用するオンデマンド型の薬です。毎日の服用は必要ありません。
処方薬を市販薬やサプリメントで代替できますか?
早漏に対する処方薬(ダポキセチン等)と同等の有効性を持つ市販薬・サプリメントはありません。「早漏改善サプリ」として販売されている製品は、医薬品としての有効性・安全性の根拠がありません。処方薬が必要な場合は医師による診察が必要です。
何歳から受診できますか?
ダポキセチンは18〜64歳の男性を対象とした薬です。対象年齢や既往歴によっては処方できない場合もありますので、まずは問診からご確認ください。
早漏は放置していても改善しますか?
生涯性早漏(初期から続くタイプ)は自然に改善することはほとんどありません。後天性の場合は原因となる疾患(甲状腺疾患など)の治療で改善が期待できますが、症状に悩んでいる場合は早めに相談することをおすすめします。
診察内容はプライバシーが守られますか?
はい。Noahのオンライン診療は個人情報保護法および医師の守秘義務に基づき、診察内容・処方内容は厳重に管理されます。
まずはオンラインで相談してみませんか?
早漏は一人で抱えなくていい症状です。Noahなら、日本の医師に匿名に近い形でご相談いただけます。まずはオンライン問診からお気軽にどうぞ。
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参考文献
- Porst H, et al. The Premature Ejaculation Prevalence and Attitudes (PEPA) Survey. Eur Urol. 2007;51(3):816–824.
- Althof SE, et al. An Update of the International Society of Sexual Medicine's Guidelines for the Diagnosis and Treatment of Premature Ejaculation (PE). Sex Med. 2014;2(2):60–90.
- Waldinger MD, et al. A Multinational Population Survey of Intravaginal Ejaculation Latency Time. J Sex Med. 2005;2(4):492–497.
- Waldinger MD. The neurobiological approach to premature ejaculation. J Urol. 2002;168(6):2359–2367.
- Rowland D, et al. Psychological and Interpersonal Factors in Sexual Dysfunction. J Sex Med. 2007;4(4):1065–1075.
- Cihan A, et al. The relationship between premature ejaculation and hyperthyroidism. J Urol. 2009;181(3):1273–1280.
- Pryor JL, et al. Dapoxetine treatment for premature ejaculation. Lancet. 2006;368(9539):929–937.
- Buvat J, et al. Dapoxetine for the Treatment of Premature Ejaculation: Randomized, Double-blind, Placebo-controlled Phase 3 Trial in 22 Countries. Eur Urol. 2009;55(4):957–967.
- Martyn-St James M, et al. Efficacy and safety of pharmacological interventions for the treatment of premature ejaculation. Syst Rev. 2015;4:78.
- Melnik T, et al. Psychosocial interventions for premature ejaculation. Cochrane Database Syst Rev. 2011;(8):CD008195.
- Jern P, et al. A combined treatment approach for premature ejaculation. J Sex Med. 2012;9(11):2915–2921.
Generated: April 2026 | Ordinary Folk / Noah | Penny Worth

